掲　示　板
（おしゃべりトーク）

夢からの思い出　 投稿者：はる 投稿日：2025/03/09 08:00 年齢： 地域： NO：4542 [返信]

ここ数日、微熱が続いていて、睡魔に見舞われ抵抗虚しく落ちるとゆう状況が割と頻繁にある。
数分の事で、ぐっすりとまではいかない。
逆にその方が回復しそうなもんだけど、
やはり、数分程度しか眠れていないの。
そして必ず何かしらの夢をみています。
忘れてしまう前に「夢ノート」に書き記すようにはしているんだけど、一瞬で消えてしまう夢の記憶。あの思い出せないもどかしい感覚、今の今まで、ちゃんとあった記憶なのに分からなくなってしまうのは本当に不思議よね。
でも、先日、うつらうつらとしながらも必死で書き殴った文字のようなものを読み解き
「あゝそうだ、祖父母のやりとりを見ていたんだ」と思い出した。
夢の中では、祖母が縁側にお座布を敷いて日差しの中に座って庭を見ている。祖父が居間の座椅子に座り祖母の背中越しに庭を見ている。といった夢でした。
懐かしい光景だったなあ。と思いながら、ある可笑しかった昔の出来事を思い出した。
祖母はネズミが大嫌いな人、そしてうちの庭にはノネズミが走る。飛石を上手く避けながら池の淵を走りまわる。その晴れた日、祖母は、夢の中と同じ様な情景で縁側に居た。傍に祖父お手製のパチンコを置いて、静かに庭を眺めていた。祖父も座椅子に座りお茶をすすりなから祖母の背中越しに庭をながめていた。
と、「芋泥棒目ーっ！！」と叫びながら
左手側にあった升の中の豆（節分にまくあの硬い豆）をパチンコで放った。
パチーンッ！「痛ってーーーっ！！ゲホゲホゲホォォッ！」と祖父がお茶を吹きながらおでこをおさえて転がった。
え？え？！え？何がおきた？？？
「じいちゃーん！爺ちゃん？」
「ばっかやろーが！いってーわい」
「爺ちゃん！爺ちゃん！ばあちゃん！なんで爺ちゃん撃った！？」
「わたしゃ鼠を打ったさ！畜生めぇ！逃げて行ったわ」
「ばあちゃん！爺ちゃんに当たっとるって！！」
「なんで撃たれたんや？わし！」
「あははははははは！！！」
祖母は突然笑い出し
「引っ張り方反対やったわ！」
転がっている爺ちゃんを見て笑い続けた。
本当なら左手にパチンコを持ち
右手で豆を肩まで引いて離すんだけど、
祖母は右手にパチンコを肩の位置に固定して左手で豆を目いっぱい向こうへ引いて離したのだ。放たれた豆は後ろへ跳んで、祖父の額にヒット。普段酒癖の悪い祖父が、頭を抱えてのたうち回る姿が、祖母には余程良い光景だったのだろう、この事件は笑い続ける祖母の姿で記憶が終わっている。何回思い出しても可笑しくて私もついひとりでにニヤけてしまう。

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