フッ!と笑みがこぼれるような楽しい話や爆笑話、温かい言葉も辛らつな言葉も同じ言の葉。喜怒哀楽なんなりとお書きください。
加藤幸子氏 投稿者:しずく 投稿日:2024/04/04 17:14 年齢: 地域: NO:701
ご逝去されました。
心よりご冥福をお祈り致します。
思えば、崇拝する尾崎翠を知ったのは加藤氏の『尾崎翠の感覚世界』に出会ったからでした。
手に入れたいと思ったときには既に時遅し、古本屋を巡り、手を尽くしたけど絶版でどこにもなくて、市の図書館に一冊だけ所蔵されているのを何度も何度も借りて来ては読み返したことを思い出します。
尾崎翠を書いた本は沢山あるけれど、私は加藤幸子の尾崎論が一番好きでした。
諦めかけていたころ、熱望が届いたのか私の手にこの本が届きました。
今も大切に自製のブックカバーをかけて書棚に収まっています。
あー涙が出て書けない。
優しく緩やかな筆致。
芥川賞作家ならではの文才。
あー惜しまれる。
この本と共に尾崎翠をどれだけ愛おしんだか。
あー寂しい。
文字通り、私の文学の道しるべでした。
お礼を申し上げたい。
re:加藤幸子氏 投稿者:しずく 投稿日:2024/04/04 17:16 年齢: 地域: NO:702
本
re:加藤幸子氏 投稿者:じゅり 投稿日:2024/04/04 22:03 年齢: 地域: NO:704
本との出会い、も偶然ではないでしょうね。
念ずれば、、、あるいは思いを集中すれば引き寄せる、
1時期ブームになりましたね、引き寄せの法則とか。
確かに共時性は集合無意識のレベルで全体と繋がっているから
そうしたことも起きるのでしょう。
そして人との出会い、ペットや動物との出会い、
本との出会い、果ては植物との出会いさえも
人に何かしらの学びと示唆を与える。
それを感じ取れる感受性豊かな人は、いろいろな意味で成長しますね。
re:加藤幸子氏 投稿者: 投稿日:2024/04/05 08:41 年齢: 地域: NO:706
出会いって、不思議ですね。
ジュリジュリが書いているように、偶然ってある意味怖い。
本読みなんて、本来しないほうがいいのだよ、はるるん。
寺山修司の本を捨てよは大正論。
本は時間がある人にだけ与えられた歪な世界です。
はるるんに私は本を読まないことをオススメします。
本を読んでいいことは、知らないことが知れる。
知的好奇心の矛先。
本を読んでよくないことは、知らなくてもいいことまで知ってしまう。
そのために先入観が生れてしまう。
情報過多の時代は生きづらい。
例えば、昨日訃報を知った加藤幸子氏。
その本を読まなければ、私は尾崎翠という稀有な女性作家を知る由もなかった。
でも、読んだから知ってしまった。
そこから尾崎翠への好奇心は続いているのだよ今もね。
知って良かったことは、素晴らしい「文学」と「感性」と「苔」(今、一番美しい季節だよん)
苔生やしてます。
影響されやすいの私(笑)
じゅりりん、仰せのとおり、出会いだよ、出会い。
幸不幸はこれで決まるんじゃないの人間って。